広島高裁抗告審で伊方3号炉差し止め決定!

広島高裁は、伊方仮処分抗告審で3号機の運転差止の決定を行いました。

171213伊方とめる弁護団とめる会連名の声明

171213広島高裁決定要旨

171213広島抗告審決定P1~174

171213広島抗告審決定P175~408

(写真は松山での報告集会)

12月13日(水)13:30に、広島高裁で伊方仮処分抗告審について決定が出されました。広島高裁に申立てた抗告人と弁護団の奮闘はもとより、全国弁護団並びに全国の支援の連帯の結果といえます。松山では16時に県庁記者クラブで記者会見を行いました。高田義之弁護士と東翔弁護士、並びに抗告人の須藤昭男、和田宰、本訴原告である奥田恭子の5氏が出席し、伊方原発をとめる弁護団並びに伊方原発をとめる会の「見解」を発表しました。須藤さんが、決定に深く感謝しつつ完全に原発をとめるまでたたかうと語った場面は、ニュースでも広く放映されました。

松山市民会館で報告集会

18時から松山市民会館小ホールで開かれた報告集会には次々と参加者が集まりました。挨拶にたった草薙順一氏が3号炉停止決定を報告するとともに、2号炉再稼働の動きを打破する効果についても語りました。
広島の決定受取に立ち会い、帰着したばかりの薦田弁護士と松浦秀人氏から報告がなされました。広島の弁護団として奮闘してきた薦田伸夫弁護士は、今回の決定が住民側を勝利させた意義を高く評価しつつ、期限を付けたことや停止の根拠が火山問題に限られた点や予想される背景にも触れました。松浦秀人氏は、決定要旨を受け取った全国弁護団の河合弁護士が支援者に向かって駆け出し、垂れ幕がそれを追うというリアルな様子を報告しました。薦田弁護士と共に広島弁護団に加わった中川創太弁護士は、火山にかかわって「立地」が問題としたことの重要な意義を語りました。高田弁護士、東弁護士の報告のほか、今川正章弁護士は核兵器廃絶にも重なる意義と感動について語りました。参加者から次々と質問も出され、弁護団が分かりやすく語りました。この日、約80名が集会に参加しました。
参加者は、高松高裁抗告審についての奮闘することを決意し合い、2月13日、5月16日の第2回、第3回審尋に向けた松山からの参加者よびかけも行われました。