愛媛県知事の再稼働同意に対する抗議声明

pic151026kentyoumaekougi10月26日午前、愛媛県の中村時広知事は、四国電力の佐伯社長を県庁に呼び、再稼働に同意し事前協議に了解の書面を手渡しました。その後、記者会見を行い、午後からは東京で林経産大臣に対し再稼働に同意したことを伝えました。伊方原発をとめる会は、午後「抗議声明」を発表し、18時から県庁前で「抗議集会」を行いました。集会には100名近い人々が参加しました。

中村知事は直前まで「白紙」を繰り返し、23日にもメディアに対し「自分なりにフラットな状況から考えていきたい」、「土日を含めてよく考えたい」などとしていました。しかし、事実経過を見れば、知事の欺瞞性が浮き彫りです。
知事は2012年6月18日に、「再稼働しないと言うんだったら、白紙でも何でもないですよ。」と述べ、自分の選択肢には再稼働しないという選択肢はない旨語っていました。また、県の原子力安全専門部会に奈良林直という露骨な再稼働推進派の人物を入れ、委員不適格を指摘する私たちの声を無視してきました。また、批判的見地の専門家・研究者の意見を一切聴取しませんでした。
一般に「白紙」といえば真剣に再稼働させるのかさせないのか悩んでいるかのような印象を振りまきます。地元紙が、最終盤の22日には「知事 近く最終判断」、23日には「26日是非表明」と書いたように、最終的にどちらもあり得るような欺瞞的な振る舞いを続けました。事前に「再稼働を認める見込み」と書いたのは東京新聞などわずかでした。

抗議声明

本日、中村時広愛媛県知事が四国電力伊方原発3号機の再稼働に同意したことに、強い憤りをもって抗議するとともに、直ちに撤回を求めます。
福島原発事故も収束せず、伊方原発の安全は確保できていません。住民避難もできない現状です。県民多数の反対の声を無視した判断であり、人命軽視であり、無責任であり、県民を侮辱しています。知性も理性も倫理も投げ捨てた知事の同意を断じて許せません。
私たちは、伊方原発を再稼働させないため引き続き全力を尽くします。

2015年10月26日
伊方原発をとめる会

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