再稼働了承の県知事に 公開質問状

知事宛の公開質問状を田中原子力安全対策推進監に託す須藤事務局長

  11月19日中村時広県知事は、特重施設の建設遅れに加えて保安規定違反事件などにより運転停止中の伊方原発3号機について、その再稼働を了承すると四国電力の長井啓介社長に伝えました。

  しかし、四国電力の安全軽視ともとれる一連の行動について、県民の不安感は増すばかりです。また、12月県議会の開会を目前にして、敢えてこの時期に再稼働了承を表明した県知事の行動は議会軽視・県民世論の軽視としか言いようがありません。

  そこで、11月22日、伊方原発をとめる会は須藤昭男事務局長など5人が、田中裕文・原子力安全対策推進監に、11月30日までの回答を求めた県知事宛の公開質問状を手渡しました。田中推進監からは県知事にしっかりと伝えて検討するとの確約をいただきました。また、これに先立って番町記者クラブにて公開質問状提出についての記者会見を行いました。

  211122知事宛公開質問状

  なお、私たちの公開質問に先立って、この日の午前中に四国電力は12月2日に再稼働させる計画を発表しました。