大洲、今治、そして松山で3・11集会!
福島原発事故から12年、県内各地で「3・11愛媛集会」が開かれました。
大洲、今治 街頭で力強い街宣行動を展開
大洲市では、たいき産直市愛たい菜前で「大洲環境とエネルギー研究会」など市民団体の共催で、のぼり旗を林立させて「南海トラフ巨大地震 その時原発は?」「私たちは3.11を忘れない!」と約20名で訴えました。また、国、四国電力に申入書を郵送し、13日(月)に市長と・市議会議長にも申入れをしました。
今治市では10日に市役所前・広小路で、「伊方原発再稼働ストップ」「再生エネルギーの普及を」「福島をくり返さない」などと横断幕等で訴えました。18名が参加しました。とめる会作成の「いいね 原発ゼロ」「なくせ!原発」の黄色や赤のパネルも大活躍していました。
松山・坊っちゃん広場に150名 そのあとデモ行進
松山市坊っちゃん広場では、150名の参加で「伊方原発の廃炉を求める3・11愛媛集会」が開催されました。オープニングには、うたごえ協議会から国鉄四国トレインズの皆さんが「花は咲く」の返歌である「花は咲けども」をアコーディオンとギターの伴奏で歌いあげました。「♬花は咲けども花は咲けども♬春を喜ぶ人はなし♬毒を吐きだす土の上♬うらめしくやしと花は散る♬~」との歌詞に改めて、今なお2万7千人以上の人が福島原発事故による避難生活を余儀なくされている現実に思いを馳せました。
開会にあたって、福島出身の須藤昭男・伊方原発をとめる会事務局長が、原発事故で失われた多くの命の対価を忘れたかのような岸田政権の原発回帰に言及し、「決してあきらめずに原発廃炉に向かって闘っていこう」と挨拶をしました。
薦田伸夫・伊方原発をとめる弁護団長は、12年前に提訴した伊方原発3号機運転差止訴訟がいよいよ判決を書いてもらうという重大局面を迎えていると説明し、4月20日、5月23日、6月20日と月に一回の割合で証人尋問が始まり、丸一日かかる長丁場になる可能性もあることなどから、今まで以上に原告・支援者らが裁判所に傍聴に詰めかけることが必須であると更なる協力を求めました。
このあと、垂水正和・観音寺住職、中村圭司・愛媛県職員労働組合委員長、大野恭子・原発さよなら四国ネットワーク、そして来島頼子・新日本婦人の会愛媛県本部会長の4人の方々が、伊方原発3号機の廃炉等について力強いリレートークを次々と行いました。
集会宣言、採択される
スピーチに引き続き、「伊方原発の廃炉を求める3・11愛媛集会宣言」が読み上げられ参加者の拍手をもって採択されました。 20230311 集会決議 確定版PDF 集会宣言
このあと、参加者全員によるパネルアピールを行い、デモ行進がスタート。街宣車のスピーカーとハンドマイクからのアピールに今年は久しぶりにシュプレヒコールで応えて市内中心部を愛媛県庁前までデモ行進しました。