県民の間に募る不安を無視
2月19日、伊方原発の運転停止を命じた広島高裁の決定に対して、四国電力は異議申し立てを行いました。制御棒引き抜き事故や電源喪失事故などの深刻なトラブルで県民の中に不安が大きくなっている中での暴挙です。
さまざまなトラブル続きで、「(異議申し立てを)今はできる状態でない」と1月27日に長井啓介社長が言明してから、ひと月も経たないうちの異議申し立てです。
深刻なトラブルの原因究明もまだ緒に就いたばかりでの異議申し立ては、「ともかく動かしたい」という企業利益最優先の行動であり、県民感情を逆なでする許しがたいものです。