第8回口頭弁論で早期判決を求めました

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7月8日に伊方原発運転差止裁判の第8回口頭弁論がありました。
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法廷で映像を映し「平均像」の問題を指摘
内山茂樹弁護士は、基準地震動が「平均像」で計算されている本質的な問題を明らかにしました。平均でよいはずはありません。大きな誤差の幅があり、巨大地震による未経験の強い地震動があり得ます。「新規制基準」の基準地震動を定めるやり方は相変わらず「過小評価」になっています。(詳しくは準備書面26及び内山弁護士プレゼン資料を参照)

140708内山弁護士のプレゼン資料へ

弁護団は、伊方原発運転差止裁判はすでに2年7カ月を経過しており、論点をほぼ尽くしていること、大飯原発3,4号機の運転差止めを認めた福井地裁判決は提訴から1年半ほどで出されていることを見ても、早く裁判を終結させ判決するよう求めました。

地元で暮らす人々の思いを込めて陳述
この日原告として陳述した長生博行さんは、伊方町に生まれ育ち、伊方で暮らしています。生活道路の復旧工事に携わった経験から、巨大地震の際の避難路確保の困難性を語りました。名取りトンネルが地滑りで1年あまり通行止めとなった経験も語りました。長生さんは、「私たちが求めているものは、安全な空気と水と海・佐田岬半島からの恵です」、「いったん事故が起これば私たちは故郷を失ってしまいます。そんな危険な原発の運転など、すべきではありません」と結びました。

準備書面と意見書
今回、弁護団は準備書面(18)から(31)まで提出しました。その内容は多岐にわたり、基準地震動が平均像であるとの有力な証拠や、大飯原発3,4号機の運転差止めを認めた福井地裁判決、自然環境に及ぼす影響、使用済み核燃料・放射性廃棄物の問題、原発の耐震設計、放射線の特性、人体への影響、地滑り発生の可能性について、事故時の瀬戸内海への影響 等々です。
新たに3つの意見を提出しました。(木村俊雄意見書=元東電の原子炉技術者。福島原発で地震の1分半後に原子炉の重要な冷却の流れが止まったことなどを指摘/湯浅一郎意見書=瀬戸内海の海水や生物、汚染等に関する研究者。伊方で原発事故が起こった際汚染の広がりと被害について検討した。/佐藤暁意見書=元GE原子力事業部勤務、現在、原子力専門コンサルタント。新規制基準は過酷事故に外部機器と人手に頼る最終手段であり、これを世界最高水準などというのは「大言壮語」にほかならないと指摘。)

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