県議会請願 委員会で否決、再稼働へまっしぐら

10月1日、愛媛県議会の環境保健福祉委員会は、「3号機を再稼働せず廃炉に向かわせる請願」について、充分な質疑も行わないままに否決しました。

180925県議会請願書(最終稿)

委員会を傍聴した安藤哲次さんによると、委員会では冒頭に原子力安全対策課の職員が従来四電や県が繰り返してきた説明を行った後に、議員の一人が発言。「四国の電力事情から再稼働はやむをえない。ヨーロッパ視察の経験からも原発をやめたドイツは、電力不足の時はフランスの原発の電力が供給されている」などと発言をしただけで、議員間での議論もまったくしないで否決しました。

安藤さんは不正確であまりにも事実を知らないお粗末な発言に驚くとともに、反対するにしてもせめて映画「日本と再生」程度の知識を持ってもらいたいと強く感じたとおっしゃっています。

なお、この請願は9月25日に当会が提出したもので、請願に必須の紹介議員として石川稔(社民党)、田中克彦(共産党)、武井たか子(ネットワーク市民の窓)の3県議が署名してくれていたものです。