参考人が四電のデタラメぶりを証言

高松高裁・抗告審 第3回審尋
研究者2名の参考人が、四電のデタラメぶりを証言

6月5日、伊方原発3号機の運転停止を求める仮処分事件について、高松高裁で第3回の審尋がありました。高知大学名誉教授の岡村眞さんと大阪府立大学名誉教授の長沢啓行さんが住民側の参考人として出廷しました。午前11時から昼食休憩をはさんで午後5時まで行われた二人の参考人尋問では、原発の再稼働を狙う四国電力の言い分に全く道理のないことが、明らかになりました。なお、開廷前には愛媛、香川をはじめ広島・山口・高知から駆けつけた支援者が抗告人や弁護団の入廷を激励しました。その後、高松市内で裁判を伝えるチラシの配布を行いました。審尋終了後は、高松センタービルの5階会議室で約80名が参加し、記者会見と報告集会を実施しました。
(写真は門前まで歩む参加者、及び高松市中心部でのチラシ配布の様子)

法廷では、岡村眞さんが地震地質学の専門家の立場から、当初は四電が存在自体を否定していた伊方沖の活断層を自身が発見した経緯に触れました。四電は、発見後も中央構造線の活動性を否認し、伊方原発を強引に建設した経過を明らかにしました。基準地震動の過小評価につながる中央構造線と原発との距離や、傾斜角にかかわる四電の主張のデタラメぶりも指摘しました。

長沢啓行さんは、基準地震動の算出について四国電力が計算式を恣意的に選んで結果を小さく見せていることを解明しました。また、元原子力規制委員会の島崎委員長代理が、規制委員会が過小評価してきた実態に気付いて是正を求めていることについて、長沢参考人の主張と合致することを説明しました。また、松山地裁で四国電力側のプレゼン資料が、自社に都合良く改ざんされていた事実も述べました。

主尋問の後、二人にそれぞれ四国電力側から反対尋問がありました。四電側は、些細な尋問はしても本格的で反論的な尋問はなく、参考人の側が尋問に応えて詳細に述べようとすると四電側代理人がそれをさえぎる場面がありました。また反対尋問の後には3人の裁判官から尋問があり、二人はそれぞれ丁寧に説明をされました。内容的には圧勝という法廷でした。次回は7月18日に審尋が行われ、その日で結審となる見込みです。

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