知事の同意撤回せよ!4000人が大集会とデモ 「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山ー福島をくり返さない―」開く

pic151101stopikatazenkokshukai11月1日、「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山―福島をくり返さない―」が開催されました。5日前の10月26日に愛媛県の中村知事が伊方3号機の再稼働に同意した直後の集会でした。各地から4000名が参加し、再稼働を許さない熱のこもった集会となりました。

集会は正午前にプレ企画がスタート。地元トレインズ の歌のあと、北海道(泊原発)、宮城県(女川原発)、石川県(志賀(しか)原発)、鹿児島県(川内原発)、青森県(東通原発、大間原発、六ヶ所村)、東京(主都圏反原発連合リーフレット紹介)の1分スピーチ、吉岡斉さん(原子力市民委員会)、広瀬隆さん(作家)両氏のショートスピーチが行われました。
12時30分に主催者である伊方原発をとめる会の草薙順一事務局長が開会挨拶し、よしもとの「まんざい」芸人「おしどりマコ・ケン」のトークライブが行われました。「まんざい」でありつつ、原発の危険を見抜く科学の目と読書の幅広さをもった、ただならぬ芸人ぶりを見せてくれました。協賛団体からは鎌田慧さん (さようなら原発1000万人アクション )、長瀬文雄さん(原発をなくす全国連絡会 )、ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)、柳田真さん(再稼働阻止全国ネットワーク )がアピールしました。

集会決議はこちら→ 「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山―福島をくり返さない―」集会決議

福島および地元からの報告では、菅野みずえさん(福島から兵庫県に避難した方)、根本敬さん (福島農民連会長)、中川創太さん(伊方原発運転差止訴訟弁護団事務局長)、STOP伊方原発!南予連絡会から斉間淳子さんと遠藤綾さんが発言しました。斉間さんは、この15日に亡くなった近藤誠さんが最期まで、原発をなくそうと訴え続けたことを報告しました。各方面からのスピーチと紹介では、3名の国会議員が登壇しました。吉田忠智(社民)、笠井亮(共産)、菅直人(民主)の3氏の発言のあと、政府事故調委員も務めた吉岡斉さんの紹介が行われました。発言をしめくくった外京ゆりさん(原発をなくし自然エネルギーを推進する高知県民連)は、高知県での自治体に向けた取り組みや映画会上映などを紹介し、11月29日高松での集会とデモ、30日四国電力への申し入れ行動への連携支援を呼びかけました。

主催団体事務局から、和田事務局次長が参加者4000名と報告しました。そして、翌2日の知事宛請願行動をよびかけ、11月21日の南予宣伝行動への支援を要請しました。全国的な連携とともに、運転差止訴訟で四国の全市町村から原告をつくった経験も生かし、高知県や愛媛県南部で経験を広げている映画上映などを住民とともに緻密にとりくむとしました。多数の住民が再稼働に反対している現状であり、時間が経つほどにさらに反対の声が広がる状態をつくろう、再稼働させないたたかいを成功させようと提案しました。集会決議案は中川理津子さん(コープ自然派しこく)が読みあげ、採択しました。閉会挨拶では、須藤昭男さん(インマヌエルキリスト教会牧師・福島県出身)が、「原発再稼働 ゆるさん!」のプラカードを一斉にかかげるリードを行ったのち、閉会を告げました。
デモ説明を大原英記さん(愛媛県平和運動センター)が行い、2つのコースに分かれて出発しました。事前の支援要請に応えた各地のハンドマイク担当や鳴り物チームも多く、再稼働を許さない、知事の同意を撤回せよとの、憤り、そして熱意と決意みなぎる大デモとなりました。
なお、11月1日の会場カンパは63万4,928円ありました。全額を集会運営の費用にあてさせていただきます。ありがとうございました。