早坂講演・第3回総会に220名

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130915hayasakakoen9月15日、13時30分から、松山市の「コムズ」で、早坂暁講演会ならびに伊方原発をとめる会の第3回総会を開催しました。会場いっぱいに220名が参加しました。
早坂暁さんの講演は「瀬戸内海を殺すな ―海は誰のものか―」がテーマでした。伊方原発をとめる運動の中で、あるいは全国で被爆者の奮闘があることについて、「被爆者は放射能被害を実際に体験してきた」「被爆者が原発をとめたいと行動するのは理にかなっている」と繰り返し語りました。 また、「瀬戸内海は素晴らしい『魚礁』のようなものだ。しかし、事故が起きれば、瀬戸内海は死んでしまう。誰が責任を取るのか」と、厳しく批判しました。サイドスクリーンには、早坂さんもかかわった原爆に関する絵本の画像が20秒おきに映し出されていました。講演は「夢千代日記」の主人公を胎内被爆者にしたいきさつを語り、広島で被ばくし死亡した俳優丸山定夫の話にも及びました。
15時20分から開会した第3回定期総会では、伊方原発運転差止裁判の弁護団から、挨拶とともに裁判の現状と今後が語られました。総会では、一年間の振り返りと決算報告が承認されました。方針で、「NO NUKES えひめ」を1万人規模でとりくむことや、裁判支援、知事宛署名のさらなる取り組みなどが提案されました。質疑・討論では、八幡市の参加者から、今後の講演会・学習会の講師に関する要望が出されました。高知県の参加者からは、四国各県や近隣県も含め、運動成功のための打ち合わせが必要との意見が出されました。愛媛県内からは、自然エネルギーに転換させる運動の課題も発言されました。新居浜市の医師からは、医療・福祉サイドから見た避難計画の問題点が指摘されました。また、子どもの甲状腺被ばくの問題では、単純に「スクリーニング効果」としてしまってはならないこと、今後の継続調査に注目することが語られました。総会は、方針ならびに予算を決定し16時25分に閉会しました。