第5回口頭弁論が行われました

130716dai5benron7月16日(火)に第5回口頭弁論が開催されました。参議院議員選挙の最中でしたが、松山地裁での傍聴券抽選の列に約80名、報告集会には70名が参加しました。今回は、原告準備書面(11)について 山口剛史弁護士、求釈明申立書(2)について薦田伸夫弁護士が陳述しました。その後、原告の意見陳述として、中川悦良さん、堀内美鈴さん、山下正寿さんが陳述を行いました。

準備書面(11)で、山口弁護士は、16ページにわたる書面の中で、使用済み核燃料の危険性を指摘し、「伊方原発の運転は、使用済み核燃料を発生させる観点からも、事故が起きた場合の原告らの放射線被ばく等の危険性を増加させる」と陳述しました。求釈明申立書(2)で薦田弁護士は、とくに焦点となる①海水ポンプ、②中央構造線、③地震動、④破砕帯について、四国電力に釈明させるよう裁判長にあてて陳述しました。

原告の陳述で、中川さんは80代半ばに至るまで原発設置のときから一貫して原発とその危険に反対してきた経過と航空機落下の危険性等を陳述しました。堀内さんは福島の被災者の話を聞く巡回講演会を南予で開催したことを語り、これまでの住民訴訟が原発の危険を予言していたことも陳述しました。山下さんは、福島原発事故とビキニ被ばく事件との政府対応の類似性を指摘し、影響を小さく評価していわば「完全犯罪」を許してはならないと陳述しました。

午後3時50分から開催された報告集会では、3号機のプルサーマル発電についてMOX燃料の危険性と高燃焼度燃料の危険性などが指摘され、重要免震棟が2号炉にきわめて近いことも指摘されました。また、東電が原子炉の「過渡現象記録装置」(航空機のボイスレコーダのようなもの)記録を完全に公開していないという東電の隠蔽体質が報告されました。津波以前の地震動で、すでに原発の配管などに損傷のあった疑いが濃厚であるとみられています。次回、第6回口頭弁論期日は、10月29日です。