第5回総会・再稼働許さぬたたかいの新たな方針を確定

150920soukaiwebyou9月20日に伊方原発をとめる会の第5回総会を行い150人が参加しました。冒頭に草薙順一事務局長が、原発の再稼働は必要ないにもかかわらず、拝金主義・棄民主義・無責任主義のもとに、国策として強行しようとしていると批判しました。
この日の講演は、鹿児島で川内原発の再稼働に反対してきた向原祥隆(むこはらよしたか)さん。向原さんは、福島原発事故の際、水1リットル当たりの放射線ヨウ素の安全基準値が、10ベクレルから300ベクレルにまで緩められたことについて憤りを込めてを語りました。米国は0.1、ドイツは0.5という数値です。2011年3月21日には東京の水で210ベクレル検出されたが、300以内なので安全だということになる。基準を下げずにいたら広範囲の住民避難が必要になるので、それを回避したのだと指摘しました。また、原発の温排水問題に関し、川内原発の温排水は1、2号機で九州の大河川、川内川と同じ流量だと紹介しました。2009年には川内原発周辺でサメ29匹、エイやダツが数百匹死んで打ち上げられたこと、玄海原発沖で2006年には海藻が何もなくなっていたのに2014年にはいっぱい生えて海藻が戻ったのが写真でもわかること、2015年、川内原発南15キロでヒジキが復活したことなどを紹介。再稼働したのでは元の木阿弥だと厳しく批判しました。
10月に予定されている川内原発2号機について、蒸気発生器の交換を行わないまま再稼働させようとしていると指摘し、川内原発2号機の再稼働を許さず、同1号機の即時停止を求めて全力を挙げると締めくくりました。

「伊方原発をとめる会」の第5回定期総会では、伊方原発運転差止訴訟弁護団の中川創太弁護士から裁判の報告が行われました。進行協議で裁判所から原告主張を要約した書面や質問事項が提示され、それらに一つ一つ丁寧に対処していることを報告しました。8月に被告側が出してきた反論では、1~3層までのシビアアクシデント対策が万全であれば、4~5層は本来おきないものなのだから、4~5層に不備があったとしても原告の主張は当たらない旨の反論であったことも紹介しました。
「経過とふり返り」を和田宰事務局次長が報告し、一年間のとりくみを時間をおって報告しました。決算を会計担当の松浦幹事が報告し、監査報告を篠﨑英代監査が行いました。情勢報告では、再稼働推進側が10月6日を重大な節目にしようとしていることが報告されました。「再稼働を認めないこと」、「公開討論会の開催を求める」請願・陳情について、委員会での「採択」や「趣旨採択」をする議会が出ていること。本会議で採択に至らないまでも、「福島の事故は収束していない」、「幅広い意見を聴くべきだ」との認識が広がっており、住民とともに議員に働きかけることがいっそう重要になっていることが報告されました。
活動方針案では、知事あての署名提出や11月1日に予定している「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山 ―福島をくり返さない―」の取り組みが提案されました。四国電力への申し入れ行動、地域での映画会開催などの方針も確認しました。伊方原発運転差止訴訟支援の規模を広げること、自治体首長・議長への働きかけも強めることとしました。原子力規制委員会への異議申立についても提案されました。
質疑、討論では、知事や議会への対応や裁判に関する質疑が行われました。「STOP伊方原発!南予連絡会」が中小規模で「日本と原発」の上映会を各地開催したことや住民の反応などが報告されました。高知県内においても、「日本と原発」の上映会が持続的に行われている報告がありました。
総会は、全ての議案を承認・可決し、役員の追加を承認して終了しました。

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