樋口英明氏の講演会「原発訴訟と裁判官の責任」レジュメです  他の人に原発の危険性を伝える手段としてご活用を!!

 この記事の下に、6月12日実施の「原発いらん!!市駅前アクション報告」があります。そちらもどうぞご覧ください。

 樋口氏は、講演の中で、「原発の危険性が分かったからそれを伝えるのが自分の責任と考えている」と話され、「講演を聞いた人がさらに他の人に伝えられるようにとレジュメを書いている」と話されました。レジュメの5頁「2000年以降の主な地震」の表を見せるだけでも原発の危険性を伝えられるとも。

当日、参加できなかった方もどうぞ以下のPDFからコピーして、おおいにご活用ください。

190526 樋口英明氏松山講演レジュメ

(講演会でのちょっと素敵な話)

「大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決」の中に「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」という文章があります。

講演後の質問コーナーで、参加者の一人が「大飯原発の判決文の中でも、特に「国富」についての文章に感激をした。判決文は3人の裁判官の合議のあと陪席が書くときいているけれどそうですか?」と質問。

それに対して、樋口氏は「あの判決は陪席でなく、私自身が書きました。国富の文章は(判決文としては)必要ではなかったが、保守も革新もなく誰が読んでも分かるように書いた。福島の被災者の気持ちを代弁できるようにと書いた」と答えられました。