高松抗告審第1回審尋(11/16)が行われました

11月16日、伊方3号炉運転差止仮処分の即時抗告審が高松高裁で始まり、第1回の審尋がありました。松山地裁決定(7月21日)を不服として、須藤昭男さんなど住民10名が即時抗告したことによるものです。

審尋では、双方の書面確認の後、住民側弁護団が今後の主張立証の予定を述べました。四電提出の答弁書及び書面2通に対する反論、基準地震動をめぐる松山地裁決定の批判の補充、北朝鮮のミサイル問題についての主張立証、12月上旬予定の伊方原発をめぐる広島高裁決定を踏まえた主張、火山問題での主張の補充ーを予定としました。

次回以降の審尋期日を、第2回が2月13日、第3回は5月16日で、いずれも15時開始と確認しました。その後、裁判官と双方代理人弁護士による協議が行われました。

審尋に先立って、約70名が高裁前に集まり、揃って門前まで歩みました。参加者は、入廷する住民と弁護団を激励し送り出しました。地元香川からはバルーンでの支援表明がなさました。広島や徳島からも支援者が駆けつけました。

審尋後は香川県弁護士会館に移り、記者会見と報告集会が行われました。裁判の当事者である7名と支援者それぞれがこの闘いに賭ける決意や思いを述べました。報告集会には約80名が参加しました。