「廃炉無視」の知事に公開質問

1404hairogenkyu24月18日、愛媛県の中村時広知事にあてて公開質問を行いました。これは、3月27日に中国電力の社長がようやく「廃炉」に言及し、遅まきながらも「廃炉」について議論をすすめる時機となっています。ところが、4月10日の中村知事の記者会見は、廃炉の動きを無視し、伊方1~3号機の再稼働を前提としたような内容でした。しかも、伊方3号機が1000ガル以上に耐える目標を「完了」とまで言い切っています。これらについて公開質問しました。5月15日までに回答を求めています。 140418知事宛公開質問書

(写真は、日本経済新聞WEB4/30付と読売新聞西武本社WEB4/19付の一部によるコラージュ)

以下、18日の愛媛県知事宛公開質問です。

3月27日に中国電力の社長がようやく「廃炉」に言及しました。地元自治体からも声が出ていたようです。遅まきではありますが、「廃炉」について議論をすすめるべき時です。ところが、4月10日の中村知事の記者会見は、廃炉の動きを無視しており疑問です。ついては、以下の点を公開質問します。5月15日までに回答戴くよう求めます。

(1) 知事は、「廃炉」について自らの課題としていないのでしょうか?
知事は「廃炉」には触れず、1~3号機の「耐震補強」の事だけ語りました。まるで1~3号機の「再稼働」を大前提としているかの内容でした。知事は「廃炉」について、自らが直面する課題とみなしていないのでしょうか?

(2) 伊方は免震重要棟が近すぎて「廃炉」検討が避けられないのではありませんか?
伊方原発の「免震重要棟」は、1・2号機にへばりつくように建っており、3号機からも100m程度です。近すぎて「免震重要棟」も危険にさらされるのでは、福島事故の教訓は反映されていません。この点を見ても、1・2号機は「再稼働」の域からはるかに外れており、3号機も「再稼働」が許される状態にはないはずです。「廃炉」を一切検討しないということはあり得ないのではありませんか?

(3) 1000ガルを上回る目標値に耐えると知事は語っていますが、では、なぜ四国電力に基準地震動1000ガル以上を求めないのですか?
4月10日の記者会見で、知事は「おおむね基準地震動の2倍、おおむね1000ガルを目標」、「それを上回る目標値」を立て、3号機は「完了」とまで語っています。では、なぜ知事は、1000ガルを超える基準地震動を求めないのでしょうか?

(4) 四国電力がストレステストでクリフエッジ(安全限界)を855ガルと報告していることを見ても、「耐震裕度2倍」・1000ガルの根拠は薄弱なのではありませんか?
3月18日に原子力規制委員会(規制庁)と話し合いをもった長沢啓行氏(大阪府立大学名誉教授・元大阪府立高専校長)は、「ストレステストで四国電力がクリフエッジを報告し、原子力安全・保安院が評価した結果は『伊方3号は1.5Ss(855gal)』(2012.3.26)です。1000ガルというのはクリフエッジを超えています。」と指摘しています。そもそも、「耐震裕度2倍化」論の根拠は薄弱なのではありませんか?

以上、4項目について、速やかにご回答願います。

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